心だけGAKIのまま

2004年からはてなダイアリーにお世話になっております。元は「永遠の少年から大人への階段」というタイトルで気ままに書いてきましたが、2019年春のはてなダイアリー終了に伴い、「はてなブログ」に移行しました。2018.11.15に移行完了。

学校の先生と塾の先生


金八(早朝の荒川にて)



僕の会社に中高の社会科の教員免許を持っている人がいる。歳は58歳だ。
その人が言うには、「学校で勉強を楽しくさせるのが本来の教師の仕事だ」と力説された。
僕の考えとはちょっと違う。

僕は、こう思った。「そんなに勉強を楽しくさせたいのだったら、塾の先生になれば・・・」と。

学校は、金八先生じゃないけど、「人と人のつながり。いわゆる協調性、人間関係を学ぶところじゃないかと」

塾なんかでは、そんな人と人のつながりなんて誰も教えてくれない。ありふれた教科知識。さらに発展、応用と受験対策のことについては、しっかりと漏れなく教えてくれる。

だけど、学校では、人と喧嘩したり、人と笑ったり、ドッジボールしたり、遠足、修学旅行といった思い出を育むところだ。こうした、数々の思い出をつくり、その中で協調性や人とのふれあいを通して教えられ、教えたりして学んでいくもんだと思っている。

学校では勉強もそうだけど、僕の持論では、学校で勉強の楽しさなんか教えて欲しくない。
僕の理想の学校は、なぜ、人と付合わなくてはならないのか?なぜ、喧嘩して怒られたのか?などの人生や人生における考え方を教えて欲しい。いや、欲しかった・・・。

僕が悪いことをしたときにしっかりと叱ってくれた先生。なぜ、オレが怒られたのか?
それすら、教えてくれなかった先生。でも、しっかりとなぜ、怒ったのか?を説明してくれる先生もいた。そうやって、人の温かみがわかってくるし、信頼関係も生まれてくると思う。

ドッジボールでもいい。もっと、真剣に向き合ってくれ先生たちよ。