気づく、気づかされる言葉
大平光代さんの著書『だからあなたも生き抜いて』の中の一文。司法書士の試験に初めて落ちて、参考書に八つ当たりしていたときのおっちゃんの言葉。
「本は何も悪いことはしていない。逆に知識を与えてくれているじゃないか」
確かに当たり前だけど、普段こんなセリフ思いつかない。かつ、深い意味がある。
大学に落ちたとき、あるいは、資格試験に落ちたとき、「別の参考書を使ったら、合格できたのではないか?」といつも思っていた。たしかに、それはあったとしても、一冊のテキストをしっかりと覚えていたら、どんなテキストでも応用を利かせて50%は取れると思う。
あとは、過去問など、しっかりと数冊やっていれば、70%は取れると思う。
大体、試験は7割取れればほぼ、合格だからおっちゃんのおっしゃった言葉は、僕の座右の銘に近いものがあると思う。
まぁ、言葉を言い換えれば、僕のために誰かが言ってくれた言葉を僕が別の角度からの意味として捕らえてしまい、別の意味で解釈してしまうことがある。
言葉を素直に受け止めて入れば、その方の言葉がとても素晴らしいものになるのに、
その言葉に気づかされなかった、自分のおろかさに身がしみる。
日々、反省の日があるからこそ、人間というのは、進化・進歩していくのだろうね。