夏祭り
なんで、今頃夏祭りの話題だって?今寝る前にふと、そんなこと考えていたから。
夏祭りって、どこか子供と大人が融合しているような感じなの。それは、祭りに親と行くか、もしくは、友達と行くかで
ぜんぜん気分が違うから。
僕は、小学4年まで、母親と一緒に近所の公園によく行ったもんだ。それが、5年くらいからは、僕は野球チームに入っていたので、その友達とかと一緒にいったりした。
いつもは親と行くのが通例だったから、はじめて友達同士で行動するとどうしても、小学生未満の夜9時までに帰宅は
守られるものではない。だから、ちょっぴりとアダルトな気分にさせてくれる。容姿は幼くとも、どこか大人になったような
気分である。
また、はじめて友達と夏祭りに行ったとき、ふと感じたのは、いつもと違う気持ちになった。母親と居る時のほうが、どこか幸せだった。それが、友達と一緒に行ってからは、少し乳離れの時期が来たことをうすうすと感じていた。
まだ離れたくない、そんな気持ちと、でも大人になりたい自分とが融合していた。
いつかは、離れなくてはならない。だけど、離れたくない。
こういう気持ちって、どこか、大人になるにしたがって、必ず通過しなくてはならないような道程である。
たとえば、タバコを吸うときだって、「ここで吸ったら、大人になってしまう」という気持ちと、でも「吸いたくない」という気持ち。また、親に対して反抗するときだってたぶん、同じ気持ちだろう。
こうして一つ一つ大人に近づいていくに違いないと今、寝る前にそう思った。
ここに記す。