心だけGAKIのまま

2004年からはてなダイアリーにお世話になっております。元は「永遠の少年から大人への階段」というタイトルで気ままに書いてきましたが、2019年春のはてなダイアリー終了に伴い、「はてなブログ」に移行しました。2018.11.15に移行完了。

忘却の旅 IN 広島(1DAY’S)

koronning2005-11-09

前日の町田バスセンターから、高速バスに乗り、一路、広島駅まで向かった。本当だったら、広島バスセンターで降りればよかったんだけど、広島駅というものを一度は見てみたかったというコンセプトがあったからである。でも、よくよく考えてみれば、広島バスセンターで降りればよかったとこのときは思ったが、後に広島駅で降りてよかったと思わさせることになるとは・・・。(そ後述)

まず、広島駅に着いてから、一日乗車乗船券(840円)を買い、すぐさま、「宮島口」に乗車。
宮島に向かう汽船の運賃もこの、一日乗車乗船券に含まれているのでgood!

宮島に着き、観たかった「海の中の大鳥居」(厳島神社
潮もしっかりと引いていたので海の中を渡ることが出来、鳥居の前まで行くことができました。

五重塔、千畳閣を望む。

鹿さんもいるんだね。

さようなら宮島・・・。

んなわけで、次は、最も行きたかった原爆ドームに向かいました。

思ったよりも、産業奨励館は、小さかったよ。でもね、ひしひしと亡くなった方々の思いが伝わってきました。今年は戦後60年です。今年の夏は様々なドラマで戦争について放送されていたと思います。その中のキーワード、「平和」について少し、主観を交えながら語っていきたいです。

僕達が今、しなくてはならないのは、「平和」という文字を念頭に置き、「NO,WAR」を心に刻むことです。そのことが顕著に表れているのがまず、産業奨励館です。S20.8.6に原爆が落とされてから、面影を余すことなく、後世に伝えている建造物です。そっと目を閉じれば、あの惨劇の事実が映画のスクリーンのように頭の脳裏に思い浮かびます。

今となれば、この現場に沢山の人が亡くなったという事実は関連付かないでしょう。実際、修学旅行生が「原爆の平和の鐘」を叩くとき、『イッセイノセー』という掛け声はいかがなものでしょうか?そばにいる教師も一体、何の役目を果たしているのでしょうか?何のための学習ですか?ここは、一体何を学ぶ場所ですか?もう一度再確認して欲しいと思います。

また、この場所にある「広島平和記念資料館」を入場料50円を払い、入館した。
その中で、戦争という事実を「体感」することが出来た。また、戦争と平和について、再確認をすることが出来た。学校でも、戦争について何時間も授業をするよりも、この場所に行って、生の「体感」をすることが望ましいと思った。なんぼ、素晴らしいテキストを用いるよりも、教科書には書かれていなく、写真だけでは学ぶことが出来ない、貴重な体験をすることが出来ると思う。実際に僕達は、戦争を体験することは出来ない。いや、してはならない。だからこそ、その中間をとって、「体感する」という事実が大切なのではないか?

この館内では、被爆した息子の爪、娘の頭皮(頭髪付き)、びりびりに破れた、衣服・・・戦争の恐ろしさをまざまざと見せ付けられた。

その館内の一角のパネルの中に、こんな言葉が書いてある。

『片隅の被爆者』
「片隅の被爆者」には、2つの意味があります。人は、その高齢化で社会の主体をはずれていくことです。被爆者の平均年齢は、いまや、70代。戦後、儀起動の歳月を懸命に生き抜き、今や被爆したことすら、語らない被爆者も増えています。福祉の充実を掛け声で終わらせないようにしましょう。
もう一つは、散在する被爆者の存在です。また、被爆後、外国に帰っていった外国人被爆者たちもいます。被爆者は全国どの都道府県にも住んでいます。広島、長崎から遠く離れた地方生まれももちろん、外国でも援護の手が必要です。

とありました。唯一つ、戦争を起こすこととは、永久的に「終わりがない」ということです。死ぬまで、いや、霊魂になっても「苦しみ」という思いは、途切れることがないように思うのです。

そんな思いを抱きながら僕は、独り言のように、ドームの前で独り言のように、見えない霊魂たちと話をしていました。きっと、夜のベンチに一人でぶつぶつと呪文のように唱えている姿は異様だったに違いありません。

僕は、21時近くまでずっと一人でドームを見つめていました。そのときの写真。

だけど、ビデオカメラのバッテリーがあまりない・・・。そんなわけで、広島のSOGOで充電を差し込むところを見つけようとしたんだけど、見つからない。。。そこで、思いついたのが駅前のビル。そこで、ちょいと「電気拝借」(秘密ね。)。旅行かばんを広島駅のコインロッカーに入れていてよかった。。。かつ、下見していてよかった・・・。
本当は悪いことなんだけどねぇ〜。充電時間40分。お世話になりました。その後、数時間、ずっと広島バスセンターの待合室でひと時を過ごしました。

最後に・・・内部をどうぞ。