心だけGAKIのまま

2004年からはてなダイアリーにお世話になっております。元は「永遠の少年から大人への階段」というタイトルで気ままに書いてきましたが、2019年春のはてなダイアリー終了に伴い、「はてなブログ」に移行しました。2018.11.15に移行完了。

11年たったんだ・・・

阪神大震災から11年を経た。

あの時、僕は18歳。高校3年生だった。朝、母が7時に起こしに来る。母:「関西が大変なことになっている」と寝起き眼の僕にそう、発した。

いつもは穏やかなズームイン(いつも見ていた:当時福留さん)もほかの局も、すべて阪神大震災のニュースを放送していた。

幸いにも僕の親戚は無事だった。だけど、茶箪笥が倒れたりと、最小限の被害で済んだらしい。

当時の僕(3年9組)の担任(英語)は、関西の大学を出身だったので、知り合いがいるようで、朝開口一番に心配の言葉を発していた。「まったく連絡が取れないと・・・」まだ、世間では携帯電話など、まったく普及していなかったので、連絡はすべて固定電話かポケベル(私語)くらいだった。予断だが、このときポケベルはだんだんとかげりを見せ始める。僕が今のような携帯電話を見たのは、高校の卒業式の数日前のこと。Y君という子がみんなに見せびらかせて、得意そうな顔をしていた。彼は、周りの人間が興味深々に、どこかに電話をかけようとすると、「やめろよ〜〜、タケ(高い)ーんだから」と困惑そうな表情をしていたのを思い出す。そんな彼ら、今頃何をしているのでしょうかねぇ・・・。


話を戻して、あれから11年。関西の街はきれいになっているけれど、失ったものは帰ってこない。消失した卒業アルバム、記念品・・・そして友達。大切な人。景観は復興していても、戦争を体験した人のように、ひどい惨状を目の当たりにした人にとったら、終わりはないんだなぁ・・・って。

震災当時生まれた子は、今小学5年生になっているのか。となると、その当時5年生だった子は、今大学4年生。就職活動なんだね。時の流れはゆっくりも感じるし、速くも感じる。

震災の惨状を目の当たりにした人は、人の命の尊さを理解していると思う。あくまで、主観だけど。


合掌。。。