クロメダカ
僕が小学校3年の頃、ゴルフ場があってそこにザリガニがいた。
ここのすぐ近くには栗林があって、その脇に小川が流れていた。
僕はザリガニを捕まえによく、3年の頃よく遊びに行った。
そこで、たまたま出身小学校の近くのホームページを見たらメダカの放流の話があった。
僕は「えっ?」となった。だって、今から20年前にはメダカがいた。確かに。
小さくてとてもすばしっこくって黒い魚。
今僕が大人になって、わかったこと。それは「クロメダカ」だということだ。
今その場所はどうなっているのか、もう、十数年行っていない。当然ながら環境も変わっただろう。僕も変わった。
日本のメダカがその地から消滅してしまうのはもったいないし、つらい。
前にも書いたけど、すでに関東地方では30年前には「ニホンザリガニ」も消滅していたらしい。
だけど、この説は間違いである。だって、18年前に「ニホンザリガニ」をとっていたのだから。アメリカザリガニとともに。
そのニホンザリガニの場所も今はどうなっているのかはわからない。
日本古来から生息している生き物を排除し、外から移入してきた生き物を観察の対象としている現代の小学生が不憫でならない。
これは大人にもいえること。髪を染めるだの、シャツを出すことなど、海外のファッション文化の移入によって、日本人の本質が変わろうとしている。
もっと、日本を自愛しよう。