心だけGAKIのまま

2004年からはてなダイアリーにお世話になっております。元は「永遠の少年から大人への階段」というタイトルで気ままに書いてきましたが、2019年春のはてなダイアリー終了に伴い、「はてなブログ」に移行しました。2018.11.15に移行完了。

リターン

僕の人生の分岐点。それは、高校進学の時。H高に入学できなかったら今の僕は無い。


今日の未明。車を飛ばして、僕の出身校に行ってみた。校舎の白い壁はあの頃のまま、塗り替えられた様子もない。
中央の木も前より「小さく」なっていたような感じだった。

あの頃の教員はもう、いない。僕のことを誰一人、知っている人はなく、ただ、校舎だけはあの頃の僕を知っている。

通学路もずいぶんと変わった。都市開発によって、原っぱだったところに道路ができ、また、畑だったところは民家が建っている。

高校の時の友達は歳を重ねるに連れて、だんだんと減っていった。当然といえば当然かもしれない。それぞれの道があるのだから。

最近友達だった奴も、今は友達ではない。僕から「斬った」からだ。

僕が望んでいるのは、あの頃の君。どこかあどけなく、未完成な君。だけど、今、君は違う。

確かに成長しただろう。だけど、嫌な君に成長してしまった。高校を卒業してから14年、君はたくさんの人と交わったに違いない。だけど、もう、僕の知っている君ではなくなった。

変な色に染まってしまった。僕の思い出が記憶に変貌していく。

14年も経てば、高校の時のことなんてそうそう、思い出すものではない。だけど、僕にとっては、「恩舎」であり、かけがえの無いもの。

君へ。。。たくさんの思い出をありがとう。