ノスタルジア ?
この頃は、僕は自転車少年だった。当時学校から帰ってきても、カブトムシがいる・ザリガニがいる・カマキリがいるなど、1.2時間の場所ならどこでも漕いで行っていた。
その自転車少年だった僕が、今日、またしても22年ぶりに、「ザリガニ」が採れた場所に行ってきた。
一番よく行ったのが小学校6年の時かな。
ザリガニといってもここにはアメリカザリガニの他に「ニホンザリガニ」がいた。
学説では北関東とか言っているけど、22年前には確かにいた。
かといっても証拠はない。小学生がデジカメも携帯も持たないような時代。
このニホンザリガニはレッドに指定されているから、なおさら、秘密にしたいものである。
そのニホンザリガニとはウィッキから拝借した ニホンザリガニの写真
まさしく、これ。
灰色っぽく、そして動きが緩慢。すぐ弱って死んでいた。
あの頃、水槽で5匹位は飼っていた。アメリカザリガニと供に。
あの頃はそこの池(沼)に行く時には竹やぶや雑木林に「道」があったけど、今は人が立ち入っていないからか、まったく道がない。そこでジグザグでその現場に向かうことにした。
そこは今は近くに道路が開発されて、その土砂などで埋まってしまい、湧水が途中から土嚢やコンクリートで整備されてしまっていた。
あの頃はもっと、大きな沼だったような気がするけど、今見ると、畳4畳位の広さだった。
でも覚えている。桜の木の根元が掘れていて、そこに多くのニホンザリガニがいた。
そして細い木がその右隣にあったなぁ・・・って。
ここのザリガニを取るには「釣る」のではなく、中に入ること。靴下を脱いで、かなり短い半ズボンだったから、股下近くまで水がくるほどの深さだった。
ちょっと思い出したけど、ここでザリガニを取っているときにトイレに行きたくなり、トイレに行こうとしたけど、前になかなか進まなくておもらしを通算この場所で2回もしたことがある。夜尿症も治った頃ではあったけど、6年生で見つかるとヒヤヒヤもんである。
さて、話は逸れたが、今ではこんなになってしまったけど、22年前は沼であり、水深よりも沼の深さがあった。今でも少し、湿地になっているけど、面影はもうない。
(これでも当時は沼だった)
でも、上流からの湧水は未だにあったが、かなり埋め立てられていて、たぶんもうニホンザリガニは生息していないと勝手に推測する。色々と石などをひっくり返しても何もいなかった。
クロメダカやザリガニやヤゴがいたのも過去の記憶である。
最後に珍しいのか、ミステリーゾーンなのかはわからないけど、その沼に注ぐ湧水の入り口には木の根元から注がれている。
とっても不思議な場所である。
こんな場所を勝手にエゴだけでつぶしてはならないと思う。