心だけGAKIのまま

2004年からはてなダイアリーにお世話になっております。元は「永遠の少年から大人への階段」というタイトルで気ままに書いてきましたが、2019年春のはてなダイアリー終了に伴い、「はてなブログ」に移行しました。2018.11.15に移行完了。

思い出のアルバム

平松君を思い出した。

僕が小学校6年生の時に、大阪に引っ越した男子。

彼の家は僕の家から一直線の道で2.300メートルくらいの距離のところに
「借家」として、住んでいた。

彼曰く、「僕の家は広いんだ〜」などとホラを吹いたりして、クラスでも結構嫌われていた。

卒業式の前にも「お別れ会」らしきものもしなかったし、かつ同じチームの少年野球に所属していた。

そんな彼と引っ越す1.2日前、近くの公園で僕がグローブとボールを持って、「壁あて」をしようと向かった時、その彼に会った。

彼は「キャッチボールをしよう」といい、僕と彼はキャッチボールをして遊んだ。

その彼がキャッチボールの最中に言った言葉、「お前と一緒に最後野球ができてよかったよ」

いまでもその言葉を覚えている。

なんとなく寂しさと不安が入り混じったような声だった。

引っ越す時の住所等の交換も何もしなかったので、今ではただ、大阪にいる?ことしかわからないが、ふと彼のことを思い出した。

本当は寂しがり屋のいい奴だったのだろうか?

いや、そうは思わない。

横浜大洋ホエールズ(現:横浜ベイスターズ)のカレンダーの切抜きを「横浜スタジアムで知らないおじさんから1000円で買った。それを君に800円で売るよ」と、カレンダーの写真の部分だけをご丁寧にはさみで切り抜き、売ろうとした、将来のペテン師。いや、もしかしたら、なっているかも知れない。近所のN君もそう言っていた。

でも、無性に今の彼を見てみたい。刑務所に入っているなら、面会に行こうかな?

今、そんな気分である。